munchkin(マンチキン)のミラクルカップをご存知でしょうか?
360°どこからでも飲めるのにこぼれないマグとして有名なマグです。
わたしの息子・ちびりんちゃんは離乳食開始時からストローマグを使っていました。
そこそこ飲めるようになってきたので、8ヶ月ごろコップ飲みの練習を始めようと、このミラクルカップを購入しました。
しかしながら、うまく飲めない日々…
そう思ったのもつかの間、いい飲ませ方を発見して、実践してみたら飲めるようになりました。
マンチキンのマグを実際に使ってみたレビューと練習の方法をお伝えしてきます。
目次
マンチキンのマグはいつから使える?
munchkin(マンチキン)のミラクルカップ、メーカー側の推奨している月齢は6ヶ月~となっています。
実際に息子が使いはじめたのは8ヶ月。
それまで息子は5ヶ月になったころからストローマグをはじめて、実際そこそこ飲めるようになったのは7ヶ月すぎくらいでしょうか。
そのころ、保育園にも通いはじめていて、保育園ではスプーンでお茶を飲む練習もしていました。
自宅では練習していませんが、いつの間にかスプーン飲みもできるようになっていました。
息子はストロー飲み→スプーン飲み→コップ飲みという順番ですが、子供の口の大きさにカーブやコップのサイズが合ってさえいれば、離乳食開始以前の子でもコップ飲みはできると言われています。
たとえば、もっと月齢の低い哺乳瓶拒否の子にコップで飲ませてみるという対応もあるくらいです。
だからと言って、マンチキンのミラクルカップが6ヶ月よりもずっと月齢の低い赤ちゃんにも使えるかというと口が小さいので難しいと感じます。
マンチキンのマグは高さもそこそこあり、飲み口の直径も小さくはありません。
やはりメーカーが推奨する6ヶ月前後くらいからがいいでしょう。
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マンチキンのミラクルカップの使い方
マンチキンのミラクルカップの使い方はかんたん。
- 飲み物を入れる
- 白いザルのような取っ手のパーツをつける
- 弁になるシリコンゴムパーツをつける
- 飲む
蓋もついていますが、自宅では蓋はつかっていません。
面倒なパーツがたくさんあるマグもありますが、このマグはとても単純な設計ですので一度試してみたら2回目から組み立てに迷うようなこともありません。
洗うのも洗いやすくていいです。
しかしながら、このマグを購入して最初に息子に飲ませようとしたところ、
- 口をつけても飲んでくれない
- 吸ってくれない
- 飲めないから本人も怒って泣いちゃう
ということが続きました。
数日続いて、これは買って失敗したのかと諦めかけました。
同じマンチキンのマグを使っているママ友に聞いてみました。
そしたらなんとびっくり!
同じようなママがたくさんいたのです。
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マンチキンのマグは吸えない?飲ませ方のコツ
息子の場合ですが、ストロー飲みはOK、スプーン飲みもOK。
マンチキンのマグはダメ。
なぜ?
ミラクルカップの中にお茶が入っていて、コップの縁を吸えばお茶が出てきて飲めるということがきっとわかっていない…
だってね、お茶が口に当たらないじゃないですか。
本人が飲もうと思って吸わないかぎり。
中に入ってるのがお茶だって見えるわけでもないですし。
そう考えて、一番上の弁になっているシリコンゴムのパーツを外してみたんです。
コップの部分とザルの取っ手だけの状態。
この状態で中にお茶を入れて、口元に持っていって、少し傾けてみます。
ちなみに、練習初期段階では、中の飲み物は多めに入れてあげることをおすすめします。
少ないとかなり傾けないと飲めず、子供によってはその角度がいやで口をはずしてしまったりもします。
ザルの部分よりも上にお茶が出てきますが、ザルのパーツなしで飲むときよりもお茶が口元へ流れる勢いはおさえられています。
それだけでなく、一度ザルのパーツの上へ出てきたお茶がまた中へ流れていく勢いも緩やかになります。
息子はこの状態でちょっとこぼしますが、飲もうとがんばってくれました。
この中にお茶が入っていて、お茶を飲む道具だと認識したわけです。
この状態ですと、こぼれないマグではなくなってしまいますが、このマグに慣れさせるという目的で繰り返し使っていました。
しかし…
無理やりコップ飲みを練習すると嫌なイメージだけがすりこまれるかもしれないので、一旦コップ飲みはお休みすることにしました。
そして、ストローで飲みながらコップ飲みの練習を別のコップでしてみました。
Edute(エデュテ) BABYCUP(ベビーカップ)をつかってみた
直径が小さいおちょこみたいなカップ。
軽いし小さいし、深くもない。
口が小さい赤ちゃんにもぴったりです。
こちらを試してみると、そこまで嫌がらずに飲んでくれるようになりました。
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Doidy cup (ドイディーカップ)をためしてみた
見てのとおり、斜めになった不思議な形のコップです。
斜めになっているため傾けるときの無理がかかりにくいんです。
こちらも何度かためして練習させてみても嫌がらずに飲んでくれました。
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またマンチキンに再挑戦してみた
ベビーカップやドイディーカップとストローマグを併用する時期が2ヶ月弱くらいあり、息子が10ヶ月になったころ、コップ飲みはできるようになったので、再びマンチキンに挑戦しました。
ちなみに3つのカップをとなりに並べて比較してみるととサイズ感などはこんな感じ。
マンチキンのミラクルカップに戻ってきてまでこのカップを使わせたいのは、やはりこぼれないので親が楽という理由です。
9ヶ月頃から、いろんなものを手にとっては投げ捨てるというブームがやってきていて、食器も例外ではなく、もちろんコップも。
液体がこぼれるのが楽しいようで、そのあとこぼれたお茶でお水遊び状態になっていました。
もうコップ飲み自体はできるので、弁のシリコンゴムのパーツも装着して、通常の状態で飲ませてみました。
するとどうでしょう!
あんなに拒否していたのは嘘のように飲めていました。
ただ、やはり中身が少ないとかなり傾ける必要があり、その部分だけは飲みにくそうです。
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マンチキンの360°こぼれないマグ「ミラクルカップ」を実際に使ってみた感想
高さが高い
munchkin(マンチキン)のミラクルカップを実際に使ってみて最初に感じたのは、高さが高いということです。
大人の感覚ではそんなに高さがあるとは思わないのですが、赤ちゃんに持たせるとそこそこ高さがあり、傾けて飲ませようとすると中の飲み物が減れば減るほどかなりな傾斜が必要で飲みにくそう。
慣れればそうでもないのですが、最初の練習のとっかかりとしては、ここでひっかかる子もいます。
飲み物が余ってもったいないかもしれませんが、できるだけ満タンに近い量を入れて練習してみることをおすすめします。
こぼれない=傾けただけでは飲み物が口元に出てこない
最大のメリットでもあるこぼれない設計が、デメリットにもなりうるということです。
傾けただけでは子供の口元に当たらないので、初めて使おうとしたときに、子供が吸おうとしない、飲もうとしないということが多いようです。
その一方で
離乳食の時期に何よりも一番大事なのは、上手に食べたり飲むことでもなく、たくさん食べたり飲んだりすることでもありません。
食事って楽しいね、を体感することです。
ですので、ミラクルカップがいや!飲みたくない!ごはんの時間嫌い!ってなってしまうのは一番よくありません。
何度か試してみて、飲みそうにないなと感じたら、上で紹介したように上のシリコンの部分をとった状態で練習してみたり、一旦もっと飲みやすいベビーカップのような小さいカップで練習したりがおすすめです。
うちの子が8ヶ月から練習をはじめて10ヶ月で飲めるようになった経緯を見ていると、無理やり練習をしなくても、練習おやすみ期間をもうけたりしながら月齢が進んでくると、そのうち飲めるようになるように思います。
最初にうちの子に合わなかった、と判断してしまわないほうがよさそうですよ。
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漏れることがある
こぼれないマグであるマンチキンのミラクルカップですが、100%完全にこぼれないわけではありません。
たとえば、子供が取っ手部分を持ってふりまわりたり、投げ落としたり。
そういうことをするとさすがにちょっと出てきます。
しかし、だからといって、「100%こぼれないんじゃないならいらない」とはわたしは思いません。
だって、ミラクルカップ以外のコップを振り回したら?倒したら?全部ジャバーン!ですよ。
それより何倍助かることか。
十分じゃないですか?
もし持ち運び用にと考えているのであれば、ジップロックに入れて持ち歩くなど、多少の工夫をすれば大丈夫です。
ミラクルカップはママのためにおすすめ
最初に飲んでくれなかったときは、失敗したかもと思ったミラクルカップですが、飲んでくれるようになった今、総合的な感想としては、買ってよかった、と思えます。
セルフ飲みができる子であれば、飲み物を入れて、子供のそばにおいておけば、自分で飲んでくれるようになります。
つい倒してしまっても、OK。
ちょっとこぼれるくらいは目をつぶって。
洗うのも細かいパーツはないのでかんたん、清潔。
子供がこのコップを使えるようになると、ママはとても楽です。
飲み物を飲ませるときに、ハンカチを持って構えてなくてもいい、そういう部分をちょっと楽できるおすすめのアイテムです。
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