わたしは39歳でに息子・ちびりんちゃんを出産しました。
里帰りもせず、近所に頼れる親戚も皆無の中での子育てが始まり、オットは自営業のため仕事を休んだりセーブしたりもしなかったので、いきなりのワンオペ育児がはじまりました。
高齢出産だったのもあり、出産のダメージから回復しないままはじまった育児生活は想像よりも余裕がない毎日でした。
そんな中で、利用した「産後ケア」。
わたしが産後ケアを利用したリアルな体験談をシェアしていきます。
まずは、申し込みと審査通過までの流れです。
目次
産後ケアを利用した理由と目的
わたしが息子を出産した病院は、通常であれば、出産当日から母子同室がはじまる病院でした。
しかし、息子は出産直後、一過性多呼吸と診断されGCUへ。
次の日、問題ない状態と診断され母子同室が始まったのですが、その翌日朝、低体温でまたもやGCUへ。
その後も黄疸の数値でひっかかって治療のためにGCUへ…とわたしの部屋へやってきてはGCUへすぐに戻ってしまう日々でした。
結局、入院中に母子同室が実現したのは2日弱のみ。
わたしは赤ちゃんの基本的なお世話もきちんと実践できないまま、退院の日を迎えたのでした。
退院も母子ともに、というわけにはいかず、わたしが先に退院し、息子はその翌日に退院となりました。
自宅に戻って、いきなりのワンオペ育児開始。
おむつ替えや沐浴はどうにかなりましたが、一番困ったのは、母乳やミルクを飲ませることでした。
まだまだ哺乳力の弱い息子はほんの少しのミルクも母乳もうまく飲んでくれず時間ばかりかかりました。
退院したものの、その数日後にまた黄疸の再検査で病院へ行くことが決まっていました。
入院中に黄疸でひっかかってしまったときに、母乳やミルクの飲む量が少ないと数値が下がりにくいと説明をうけていました。
ですので、きちんと飲んでくれないまま再検査日を迎えたらまたひっかかってしまう!とわたしは焦っていました。
とりあえず、きちんと量を飲ませるために、直母ではなく、搾乳して哺乳瓶で飲ませるようになりました。
その理由は、直母で飲むよりも哺乳瓶から飲むほうが赤ちゃんにとって楽だからです。
息子も例外ではなくそのようでした。
できるだけスムーズに飲ませることを優先して搾乳して飲ませるようになり、そのかいあって黄疸の再検査は問題ありませんでした。
しかし、哺乳瓶で飲むことに慣れてきた息子はますます直母で飲まなくなってしまったのです。
初めての赤ちゃん、いきなりのワンオペ育児、オットは家事も手伝ってくれるタイプではないため家事もしないといけないし、とにかく時間に余裕がなかったです。
3時間ごとの授乳と家事に追われながら自分の睡眠時間を確保できないループの中でぐるぐるしていました。
直母で飲ませたい!
↓
飲んでくれない!じっくり練習する時間の余裕がない
↓
搾乳して哺乳瓶で飲ませる
↓
余計に直母では飲んでくれなくなる
↓
育児や家事に追われて自分の食事は後回しになっていく
↓
直母で飲ませなくなってくるのと思うように食事ができないため、母乳の出が悪くなってきた気がする
産後2週間をすぎたころ、わたしはこのまま直母が上達しないままになってしまうのではないかと不安を感じてますます焦るようになってきました。
このまま直母ができないと、母乳も出なくなってしまうのでは?と。
身近に相談できる人もいないし…
そこでわたしが利用しようとしたのが、産後ケアと桶谷式母乳相談室だったのでした。
利用しようとは思っていたものの、実際この時点でのわたしは、産後ケアの存在は病院で聞いていたので知っていたけれど、詳細まではわかっていなかったです。
これが本音でした。
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産後ケアを利用するための申込み方法
わたしは大阪市の助成制度を利用して産後ケアに申し込むことにしました。
この場合の産後ケアの申し込み窓口は、区役所になります。
区役所の窓口で産後ケアを利用したいということで保健師さんと書類を書きながらお話をしました。
- 家族構成
- 今の家庭の状況
- 現在の生活のこと
- どうして産後ケアが必要なのか
ちょっと踏み込んだプライベートな内容を聞かれますが、助成制度を利用するためには審査が必要なため素直に答えていく必要があります。
わたしの場合は、
- 里帰りなしの出産、育児開始であること
- オットと二人暮しだけれどオットは家事育児にはほぼノータッチであること
- 母乳育児に不安を感じていること
- 睡眠時間がほしいこと
- ちゃんとした食事がしたいこと
などを話しました。
睡眠が十分にとれていないわたしの目が充血していたりするのも、保健師さんはすぐに気づいてくださり、ねぎらいの言葉をかけてくださったり、対応はとても優しかったです。
申請時に決めること
申請をする時点で、利用日や利用施設なども決めておく必要がありました。
申請が通ってから日にちを決めようかなとのんびり構えていたわたしは、大慌てで日程を決める羽目になりました。
助成制度を利用する場合は、申請時に詳細まで希望を出して申請し、その申請が通ったら、その内容は決定(=予約完了)です。
そのあとで、日程などの変更は1回しかできません。
税金からの助成制度なので、そのあたりは厳しいです。
注意してください。
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デイケア(日帰り)利用かショートステイ(宿泊)利用か
まず、デイケアかショートステイか決めます。
デイケアの場合は日帰りになりますので、夜は自宅で過ごすことになります。
- 夜の睡眠も確保したい!
- 行ったり帰ったりは面倒くさい!
- 産後ケアで利用する施設が遠い!
ということであれば泊まりのショートステイがおすすめです。
大阪市の助成制度を利用する場合、デイケアは2000円(2食付き)、ショートステイは6000円(5食付き)です。
可能ならばショートステイでぶっ通しで泊まり込みをしたかったんです。
しかしながら、他の予定(桶谷式母乳相談室の予約)が入っている日があったり、家事一切しないオットを何日も放置するわけにかない事情があったためにデイケアにしました。
病院か産後ケアセンターか
利用できる施設は、産後ケアセンターもしくは病院(助産院)などになります。
役所で決められていてリストがありますのでその中から選びます。
実際は、病院の場合は出産で利用していない人は受け入れ不可なことが多いと保健師さんに聞きました。
基本的には、産後ケアセンターもしくは自分が出産で利用した病院のどちらかになるということです。
産後ケアセンターとは出産は行っておらず、産後ケアだけのためにある助産師さんなどがいる施設となっています。
病院と比較すると、雰囲気がのんびりしている(出産がない、産後ケア以外の入院患者さんがいないため)、サービス内容も充実していることが多いようです。
わたしは産後ケアセンターがとても気になっていましたが、利用する施設は、出産した総合病院に決めました。
というのもデイケアに決めたので、産後ケアセンターはタクシーで10分以上の距離にあり、利用する日ごとの往復の手間を考えると徒歩10分以内の病院を選ぶこととなりました。
まだ産後1ヶ月以内でしたので、赤ちゃんを連れて電車に乗るのもはばかられるし、毎回の往復タクシー代もばかになりませんからね。
また、施設によって、土日祝は産後ケアは受け入れていない施設などもありますので、そういう点も確認の上決定する必要があります。
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利用する日は?
大阪市の助成制度での産後ケアは、産後1ヶ月以内までに1週間利用できることとなっています。
この1週間は、連続していなくても大丈夫です。
わたしは、産後ケアの申し込みに行った時点で産後3週間目に入っていたうえに、祝日の関係で利用できる日が選べるほどありませんでした。
申し込みに行った翌日が利用1日目なうえに、翌週には祝日があり利用予定の病院は祝日は産後ケアの受け入れはしていないため、利用可能期間内に5日分しか申し込みができませんでした。
出産前から産後ケアを利用しようという気でいたわけではないため、申し込みの段取りが悪く、もったいないことをしたと思います。
上でも説明しましたが、申込み時の日程は変更は1回のみ可能です。
気軽に変更キャンセルができるわけではありませんので注意が必要です。
審査とその後
窓口で書類を書き、申請をします。
審査に要する時間は、わたしの場合は数時間程度でした。
区役所から電話がかかってきて、審査が通ったかどうか通知されました。
区役所で長時間待っておく必要はありません。
後日、自宅に産後ケア事業利用承認通知書が郵送されてきます。
ということで、審査をクリアしたので、その翌日から産後ケアを利用することとなりました。
これから申し込みをしようとしている方へ
産後ケアを利用してみたいけど迷っている方、自分が利用してもいいのか不安に感じている方へ、今のわたしが言えることは1つ。
大阪市の場合は、産後1ヶ月は助成制度があり、通常の費用よりもはるかに安い金額で産後ケアを利用できます。
経験してみるとわかるのですが、産後1ヶ月なんて、すぐ過ぎてしまいます。
迷いながら、授乳しておむつ替えて、寝かしつけしてってやっていたら、何日も経ってしまいます。
わたしがそうでした。
その結果、最長7日利用できる制度なのに5日しか利用できませんでした。
だから、1日でも早く、申し込みに行ってください。
周りに、こういう制度に頼ることは悪いことではありません。
恥ずかしいことでもありません。
不安は少しでも小さいうちに対処するのが一番ですよ。
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