4月から保育園に入園できることになって準備をする段階まで知らなかったこと、それは保育園服のルールです。
大きな決まりがない保育園もありますが、多少なりとも禁止されているものがあったりはします。
たいていの場合は、入園説明会で説明があるのですが、保育園の内定が出てから説明会まで案外日にちがあったりして、先走ってたくさん購入してしまうとあれダメこれダメという事態になりかねません。
保育園で厳しい決まりがない場合でも、よくある決まりにはきちんと理由があってのものですので、どんな服が保育園用の服に適していて、どんな服が適していないか、一通り知っておくことはとても大事です。
かわいい!かっこいい!おしゃれ!という基準で保育園では着ることができない服をたくさん買ってしまわないように、わかりやすくお伝えしていきます。
目次
一般的な保育園の服の決まりやルールと理由13
1.汚れてもいいもの
これはどんな保育園でも絶対的なルールですね。
子供は保育園でたくさん遊びます。
食事やトイレ、いろんな場面で汚れてしまうことがあります。
きれいで大事な服はお休みの日の服としておくのが賢明です。
たとえ汚すことが少ない子だったとしても、保育園で着用する洋服はかなりヘビーローテーションになるので、すぐに毛玉ができたりもします。
そういうことを仕方ないなと思える洋服を準備しましょう。

シミとりをしてもとれにくいものが多いので汚してがっかりするような服は着ていかないのが一番!
2.上下別の洋服を着る
いわゆるロンパースやつなぎは禁止です。
ただし、月齢の低い子の場合に限ってOKの場合もあります。
うちの息子・ちびりんちゃんが4月に入園したとき7ヶ月でしたが、「まだロンパースでもいいけどこれから買い足すものは上下別でお願いします」と説明を受けました。
動きやすさの観点や、寒暖に合わせて洋服を調整しやすいなどの理由からも、上下別の洋服がいいとされています。
保育園によっては、0歳児の子の肌着もロンパースタイプは禁止なところもあります。

肌着だけはお腹が出ないように0歳児現在、ロンパースタイプを着用させてもらってます。
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3.スカート禁止
たくさん遊ぶのに適さないためです。
かわいいですが、保育園ではほぼ100%禁止です。
同じ理由でチュニックのような丈の長い洋服やトップスの裾がひらひらスカートのようになっているものも禁止の保育園が多いです。
4.フードや紐のついた服禁止
遊んでいて遊具にひっかかったり、友達同士でひっぱりあったりする危険を避けるためです。
上着やスウェットなどでかわいい!と思ったものには案外このフードや紐がついていることが多いです。
ズボンもウエストに紐がついているものが多いんですよね。
ズボンはウエストに紐がないものを選ぶか、紐を抜いてしまっても着用できるゴムの入ったものがいいです。
紐だけでウエストにゴムの入っていないものは、自分でゴムに変えてしまってもいいでしょう。
5.伸縮性の全くない生地の洋服は禁止
動きやすさの観点からと、一人でお着替えをするときに伸びない生地だと着替えにくいためです。
デニムなどは不向きで、デニム自体が禁止な保育園もあります。
6.ボタンやジッパーなどのパーツや装飾がついたものは禁止
もしボタンなどが外れて口に入れてしまったら危険なためです。
例外として、トップスの肩の部分についているスナップボタンや、スタイのスナップボタンは埋め込みになっているためOKのところが多いです。
糸で縫い付けられているタイプにボタンは外れるかもしれないだけでなく、子供が気になってひっぱってとる場合もあります。
食べてしまうと命にかかわるので禁止されてなくても保育園用の頻繁に洗濯する洋服はボタンがついていないものを選ぶほうがいいです。
また、ファスナーは食べてしまう可能性は低いですが、金属なため場合によっては危ないです。お友達や自分の顔に金属部分があたってしまう場合もあるので、ないにこしたことはありません。
アウターのジッパーまでは禁止されていない場合も多いですが、スウェットなど1日中屋内でも着用するようなものの場合はついていないものを選ぶようにするほうが安全です。
また、自分ひとりで着ることが難しいという理由でボタンやファスナーが禁止されている場合もあります。
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7.タイツや足つきのズボンは禁止
タイツや足つきのタイプのズボンは、いちいち靴下を履かせないでいいので親からすれば便利なアイテムですし見た目もかわいいですよね。
しかし、走り回る子供がすべりやすくて危険という理由で禁止されている保育園が多いです。
8.サロペットやサスペンダー付きズボンは禁止
子供が着るとかわいいアイテムですが、遊びの最中にひかっかってしまったり、お友達にひっぱられてしまったり、トイレで垂れて汚してしまいやすいよいう理由で禁止となっている保育園が多いです。
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9.サンダルやブーツは禁止
夏は暑いのでついついサンダルを履かせたくなりますし、冬の子供のブーツ姿もかわいいです。
しかし、サンダルもブーツも活動するのには適さなかったり危なかったりするので禁止されています。
歩行が安定したらサイズのあった運動靴を履かせるのが基本です。

10.裏起毛禁止
保育園にもよりますが、真冬でも裏起毛のスウェットやパンツが禁止の園もあります。
もし購入する場合は、事前に確認をとったほうがいいかもしれません。
11.肌着禁止
これは一般的ではないかもしれませんが、肌着を着せない保育園もあります。
息子の通う保育園は肌着禁止ではないのですが、入園前に先生に確認をとりました。

暑そうだったら下にTシャツを着ていたら脱がせることができるけれど、下が肌着だと脱がせて肌着1枚にするわけにはいかないので。
なるほど!聞いたからにはそうしようと思ってはみたものの、肌着は基本的にタグが表側についていますが、Tシャツは内側についているんですよね。
Tシャツを素肌に直接着るとタグが肌にあたって子供は嫌がることもあります。
だからといって、タグを切ってしまうと名前をタグにはかけなくなってしまいます。

そのかわりと言ってはなんですが、肌着はタンクトップのコットンメッシュタイプ一択で、できるだけ熱がこもらないようにしています。
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12.サイズのあったもの
親としては長く着てくれるほうが望ましいのでどうしても、大きめの服を購入してしまいますよね?
オーバーサイズのトップスをだぼっと着ているシルエットはかわいいですし、最近はトレンドでもあります。
しかし、裾が長すぎるズボンは、裾を踏んでこけるためあぶないですし、袖の長過ぎる服は汚しやすいです。
活動しにくいサイズ感のものは避けるようにしましょう。
13.季節に合ったもの
基本的に季節にあった洋服を着用するのは当然です。
ただ、子供は大人よりも活発に動くので冬でも汗をかきやすかったりもします。
外で遊ぶときと屋内で遊ぶときでの体感温度も違います。
子供の様子を見ながら、季節にあったものを用意するようにしましょう。
保育園によっては、真冬でも裏起毛の洋服は禁止であったり、冬でも長袖Tシャツ以上のあたたかい格好はしないなど決まりがあります。
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まとめ
最初に保育園服の一般的なルールを知ったとき、びっくりしました。
そんなに厳しいの?と。
だって普通に禁止とされているようなデザインの服はたくさん売られていますから。
しかし、禁止されているものには明確な理由があって、ルールの基準は
- 動きやすい
- (自分でも)着替えやすい
- 危なくない
この3つなんです。
単純明快すぎて、逆らう理由がないです。
息子が通う保育園は保育園着のルールが厳しくはないのですが、ルールが厳しくないからといって一般的に禁止されているものを着せて行こうとは思えません。
保育園に通わせはじめて、保育士さんがいかにあちこち神経をはって一時に何人もの子供を見ているかを目の当たりにするようになりました。
保育士さんにちょっとした余計なひと手間をかけさせてしまうことで、その一瞬、目が届かない瞬間ができます。
保育士さんの手間がはぶけるということは、自分の子供やそのお友達の安全につながるからです。
安全でかわいい洋服も探し始めると楽しいですし、保育園で禁止されている服はお休みの日の楽しみにとっておくのも悪くないです。